ゴルフのアプローチはどうやるのかを解説、簡単で確実な方法を解説。

今回の記事では、アプローチショットの考え方練習方法をお伝えしていきたいと思います。グーリン近くまでは来たが…そこから上手く行かない?どうすれば良いのか分からなくて、いつもトップ、ダフりをしてしまうのを解消したいと思う方は参考にして下さい。

 

 

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アプローチショットはPとSの2本から

寄せはスコアメイクの肝

皆さんは普段、アプローチ練習はしていますか?

練習場を見てみると、練習のほとんどをドライバーのスイングに費やしている人か多いように思います。もっとアプローチ練習をした方が良いと思います。もちろん、スイング作りの練習は必要ですが、スコアメイクを考えるなら、もっとアプローチ練習もした方がスコアメイクに繋がります。

練習場のマットの上から打つのは芝の上から打つのと大きく異なり、とくにライへの対策が重要になるアプローチの場合、それが顕著です。しかし、マットの上からのアプローチの練習が無意味と言うわけではありません。状況対応力はコースでしか身につきませんが、練習場で打つ方の基礎をしっかり身に付け、距離感の土台を作っておく事はとても大事になります。

練習場で見ていても、上手そうな人ほどアプローチの練習を多くの時間と球数を費やしています。

まずは、30ヤード、50ヤードといった看板にしっかりとキャリーさせる練習を繰り返し事で、距離感をやしなって行きましょう。狙った所に落とす技術が無ければ、どんな感性も生かせません。

理想を言えば、使用球に「コースボール」を使用ている練習場で練習するのが一番いいですねボールの違いは、アプローチに一番大きく表れます。練習場でのボールでワンピースボールは、打ち出しが高く出過ぎてしますので、普通コースで使うボールとは弾道が大きく異なります。

もしワンピースボールで練習する時は、体の動きや当て方などに集中して、球の飛び出しや距離などは参考程度に考えていて良いでしょう。

アプローチの場面では、最低でもサンドウェッジとピッチングウエッジの2本を状況によって使い分けるようにしてください。高い球が打てるサンドウェッジは球を止めたい場合、ロフトの立ったピッチングウエッジは転がして寄せる場合です。

この2本をしっかりと使いこなせるようになったら、52度前後のアプローチウェッジやアイアンを使ったアプローチに応用していけば良いのです。ロフトの違う2本を基本に据える事によって、同じ打ち方で2つの球筋を打ち分けられます。

サンドウェッジ1本で多彩な球を打ち分ける人もいますが、それはあくまでも高等技術なんです。練習し、実践を繰り返す中でその方が寄るというのならそれでも構わないと思いますが、まずは2本のウェッジで上げる、転がすをキッチリ打ち分ける技術を身に付けていきましょう。

 

 

サンドウェッジは転がせない時の切り札

2本を使い分けると言いましたが、ファーストチョイスはあくまでもピッチングウエッジです。ロフトの多いサンドウェッジは当たり損ねが出やすいですし、転がる量が少ないので距離の調整もしにくいのです。

多くの方が、実感として「ウェッジよりもパターの方がかんたん」と感じていると思いますが、それはロフトが少なく、たくさん転がすからです。ピッチングウエッジとサンドウェッジの関係も、実はそれと同じなのです。

TVとかでプロがサンドウェッジでアプローチをしているのを見かけますが、多くのアマチュアゴルファーもアプローチはサンドウェッジと言う意識になってしまいがちですが、TVで見るプロたちが何故サンドウェッジを使用するかというと、硬くて速いグリーンに球を止めるためであり、深くて粘り強いラフから上手く球を打つ為の苦肉の策なんです。

アマチュアがプレーする通常のゴルフ場では、だいたい8~9フィートくらいのグリーンスピードが一般的芝目のきついコウライ芝だと、8フィート以下のスピードもありますが、そのぐらいのスピードだと明らかに「遅さ」を体感できるはずです。

逆に10フィート以上のグリーンになると、下りのパットで簡単に2メートルくらいオーバーします。アマチュアがプレーすることを考えると、9.5フィートくらいからは「速いグリーン」と言ってもいいのではないでしょうか。

では、トーナメントでプロがプレーするグリーンは、どれぐらいの速さなのでしょうか? 女子トーナメントでは11~12フィートぐらいが一般的です。

男子トーナメントだと12フィートを超える速さになることもあります。メージャートーナメントでは13~14フィートになることも。1フィートは30.48センチなので、グリーンスピードが3フィート違うと、同じようにパットしたボールが約90センチ多く転がるということ。下りのパットになれば、その幅はさらに大きくなります。

グリーンスピードが速いと、パットやアプローチの距離感が格段に難しくなります。しかも、プロのトーナメントではコンパクションと呼ばれるグリーンの硬さも、アマチュアがプレーしているゴルフ場とは比較にならない硬さに仕上げます。当然、ボールは止まりにくくなります。

私も良く12フィート超えるグリーンで回っていましたが、いやー、グリーン周りからのアプローチは緊張もしましたし、上手くやらないとどこまでも転がって行ってしまうので、やはり練習は時間をかけてしていました。

通常営業しているゴルフ場でサンドウェッジが必要になる場面は、そう多くはありません。アプローチの場面ではまず、「ピッチングウエッジが使えるか」と考える習慣を身に付けて下さい。

 

 

まず、ライを見て、落とし所を見て、打ち方を選ぶ

アプローチの場面で一番大事な事は、打ち方よりも状況判断になります。この状況から、どの番手でどうやって打てば一番寄るか。またはミスの確立が低いか。カートからグリーン脇のボールにサンドウェッジ1本だけを持っていく人は、この判断を甘く見ていると思われます。

まず、ボールの地点ではボールのライを見て「何で打てる」かを考えます。深いラフに埋まっていないか、埋まっていたらサンドウェッジで出すしかありませんし、ベアグランドに球があったら、バウンスの大きいサンドウェッジよりもピッチングウエッジでグリーンに打つ方がソールの跳ねずミスしにくい、というようなことを考えます。

次に「どこに落とすか」です。いま持っているクラブでピンに寄せる為には、もしくはミスなくグリーンオンさせるためにはどこに落とすのがベストなのか。自分の腕前を考慮してベストの選択姿が難しければ、ベターな落としどころを探します。

例えば、ピンに寄せる為にはグリーンエッジの直ぐ先に落としたいけれど、エッジのすぐ手前は深いラフで、少しでもショートしたら大きなミスになると言う場合は、ベタピンには寄らないけれど確実にグリーンにオンさせられるところを狙う、判断にになります。

そして、そこに落とすためには「どう打てば良いか」と考えるのです。上げるのか、転がすのか。強めに打つのか、ソフトに打つのか。勿論この場合は、自分の技術レベルで出来る打ち方をチョイスする事が絶対条件です。

この過程でどこかに矛盾が生じたら、1段階戻ってもう一度考えます。その際「成功」と「失敗」の基準を明確にして、時にはそれを見直す事が必要です。深いラフからシビアなピンの位置を狙う場合「ピンに寄せる」事が難しければ、成功の基準を「グリーンに乗せる」事に格下げする必要があります。

また、それすらもままならない状況なら、失敗の基準を「乗らない」ことから「トップやダフリ」に格下げすればいいのです。大事なのは、状況を正しく理解して、出来ないことしないことが大事になります

但し、上達するにためには、実践の中で難易度の高いアプローチに挑戦し、経験を積む事も必要です。一番いけないのは、練習なのか、スコアを狙いに行くのかを明確にせず、漠然とプレーすること。ミスをした時にどうなるのかまでしっかり想定して正しく判断してプレーする事が大事になります。

 

 

ピッチエンドランはボールを右に置いて左体重で立つ

アプローチの基本となる打ち方として、まずシンプルなピッチエンドランを身に付けることが良いでしょう。クラブのロフトなりに打ち出し、落ちたところから自然に転がるアプローチです。

アドレスは、左7、右3くらいの左足体重で構えます。ボールの位置は右足のつま先前位が基準です。アプローチは、球を遠くへ飛ばす必要がない代わりに正確で緻密な動きをしたいので、右脇を軽く締め、グリップを短く握って通常のショットよりもコンパクトに構えて、左足体重でボール位置を右にするのは、インパクトでロフトが増えないようにするためです。

ロフトの多いウェッジでインパクトでさらにロフトが増えないようにするためです。ロフトの多いウェッジでインパクトでさらにロフトが増えてしまうと、フェースの上に当たり損ねたりする球がでたり、大きくショートしやすくなります。

フェースはほんの少し開きましょう。ロフトの多いクラブはフェースが左を向きやすいので、フェースをかぶせるのは駄目です。また、フェースを開くとバウンスが効いてザックリしにくくなるので、その為に少しだけ開くと安全です。

 

 

インパクトで左に7以上のせておく

7対3の左足体重で構えたら、インパクトでもその左足体重をキープする事が重要です!

インパクトで体重が右にかかる荷がザックリやトップの最大の原因です。アドレス時に左足の「」の荷重が絶対にそれ以上にならないように注意しましょう。アプローチの場合、小さな動きなので意識的にフットワークを使う必要はありません。

テークバックでしっかり右足に体重移動してしまうと、短いスイングの間にそれを戻すは困難で、右足に残ったままインパクトを迎えてしまう危険性があります。

プローチのミスの多い人は、フットワークを使いすぎ、テークバックで体重移動が大きくなっている場合が非常に多いです。かといって下半身をガチガチに固めすぎるとリズムが作りづらいので、あまりおすすめは出来ません。その意味では、テークバックでは体重移動をせずにその場で上げて、切り返しからダウンスイングにかけて少しだけ左に乗って行くくらいの感覚を持つ方が上手く行くかもしれません。

その結果、インパクトでは少し左に多めに体重がかかった8対2くらいになったとしても良いでしょう。アプローチは上からクリーンにボールを捉える事が大事です。正しく構えて、左にしっかり荷重した状態でインパクト出来れば、多少芝が薄かったり、ボールが沈み気味だったりしても、ダフらずに上手く打てるのです。

練習方法としては、ティーアップしてアプローチ練習をして見るのも効果的です。普段からダフリ気味にインパクトしている人は、ゴムティを叩いてしまって上手くく打てないはずです。同じ球が打てるようにアプローチの練習をして下さい。

 

 

 

 

距離感は上げ幅で作る

アプローチの距離感は、テークバックの上げ幅で決めます 狙った落としどころに運ぶ為にどの位助走をつけるか、という事です。

クラブのアプローチは必要以上に強めのスピンをかけずに打ちます。その為、フォローはテークバックと同じか少し大きめにスッと柔らかく出して行きたいので、フォローの振り幅はあまり考えずークバックの上げ幅で考えた方がシンプルなのです。

アプローチの苦手な人の多くは、小さな振り幅の中で切り返しの「」を作れず、手を使ってクラブを引き下ろそうとします。その結果、上体が突っ込んだり手首の角度がほどけてしまったりして、スイングが崩れます。

テークバックでクラブが上がり切り返しでは、クラブが自重で戻ってくるのを待ちたいです。これがアプローチは「振り子」だと言われる理由です。

距離感が安定しない人は、小さなふり幅のアプローチでも手首を柔らかく使ってしまい、クラブヘッドが自分が思っているよりも大きくあがってしてしまったり、インパクトでヘッドが走ってしまうケースが多く見られます。

また、手首がグラつくと、インパクトでのロフトがアドレスの状態と変わってしまい、球の高さも距離感も揃いません。30ヤード未満のアプローチは手首を固定して打つくらいの感覚で良いでしょう。

特に注してほしいのは、右手首の角度です。アプローチでは、右手のひらをフェース面とシンクロさせて使いたいので、スイング中に右手首の角度が変わってしまうと、それと連動してフェースの向きやロフトも変わってしまいます。

アドレスでは軽く右脇を締めながら、右サイドの右ひじ、右手首が一体となって動く感覚が生じます。インパクト以降も右手首の角度を解かずに、体の右サイドと一緒に押し込むようにスイングをすると良いでしょう。

 

 

ロフトを増やさずにインパクト

インパクト時のロフトを揃えることは、ミスを防ぐだけではなく、距離感を揃えるうえでも非常に大事になります。

同じ上げ幅でスイングしても、インパクト時のロフトが違っては、球の打ち出し角度がかわり、弾道の放物線も変わります。当然バックスピン量も変わってくるので、落ち所、落ちてからの転がりも変わってきてしまします。そうなると、もはやテークバックの上げ幅で距離感をコントロールする事が出来なくなり、インパクトの力感や手先の感覚で距離感を調節せざる得ません。

アプローチの距離感がその日の調子で変わってしまって、シビアな場面でも頼るべく基準を失ってしまいます。

 

アプローチでも狙いはアバウト

アプローチの場合でも、ピンを狙うのではなく「」をイメージして狙い所を設定します。グリーンから遠かれば円はおおきくなり、近ければ小さくなります。ゴルフ初心者の方やアベレージゴルファーの方を見ていると、狙い所をシビアな「」や「」で考えている人が多いように思えます。

例えば、30メートルのロングパットを、平均してどの位に寄せる事が出来ますか?アプローチであれば、それよりも確率が下がって当然です。「1ピン」など欲張らずに、大き目の円を想定して、そこに収めるための方策を考えると良いでしょう。

ある程度余裕を持った円を想定しておけば、大きなミスは減って、距離感や方向性も一定の中に納まる様になります。

 

 

 

まとめ

アプローチの距離感を身に付けるうえで、一番重視してほしいのは「球の高さ」です。

アプローチの距離感をテークバックの「上げ幅」で作る事が大事とお伝えしましたが、これはいつも同じインパクト時のロフトで球を捉えていて初めて意味のある基準になりまます。

アマチュアゴルファーの方がアプローチを練習しているのを見ていると、距離表示の看板に向かって何発も打って寄せようとしているに、毎回球の高さがバラバラです。これでは、仮に看板にピッタリ寄せられたとしても、毎回インパクト時のロフトが違っているわけですから、上げ幅やクラブを振るスピードも毎回違う事を意味します。当然、球の転がりも揃いません。

大事なのは、どこか一つ不動の基準を作る事です。球の高さ=インパクト時のロフトがいつも同じなら、距離を揃える為には上げ幅を揃えなくてはなりません。この時初めて、上げ幅で距離コントロールする意味が生まれます。

応用は常に基本の上に成り立ちます。まずは基本を固めなければなりません。その指標となるのが球の高さになります。

 

 

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