グリップで全てが決まる!正しく直してスコアアップ!
今回の記事では、ゴルフの基本となるグリップに関しての内容をお伝えします。スイングに悩む?中々上手く当たらない?色々な原因があるとは思いますが、一度、原点に返ってグリップの握り方を再確認してみると、ゴルフが変わります。
グリップに関しての考え方や大切な事をお伝えしていきます。
グリップで全てが決まる
ほとんどのゴルフ初心者やアベレージゴルファーの抱えている問題点は、スイングよりも、この静止している部分にあります。特にグリップが良ければ全てのことがうまくいく、と言っても過言ではありません。
ゴルフ初心者やアベレージゴルファーの方々がクラブの握り方を改善すれるだけで99%のゴルフ初心者やアベレージゴルファーのスコアが伸びると思っております。
何故なら、グリップが良ければ、そこから始まる動作も自ずと良くなるからです。
私は、ゴルフ初心者やアベレージゴルファーの方々に聞くのは、「どこの部分に気おつけてスイングしてますか?」と聞くと、ほとんどの人は「バックスイング、トップ、インパクト、フイニッシュ」のいずれかの答えになります。中には「アドレス」と言う人もいますが、「グリップ」と答える人はごくわずかです。
悪いグリップのままスイングをすれば、バックスイングやダウンスイングも悪いものになってしまいます。グリップがその人にとって正しいものでなければ、いくらスイングを直そうとしても無理なのです。また、その人に取って正しいグリップをしていなければ、どこかに歪が出てグリップや身体ににも余計な力が入ってしまい、飛距離も出ません。
プロゴルファーやシングルプレーヤーは、アマチュアのとは逆で、グリップに神経を使います。そのくらいグリップはスイングで大切な部分なのですが、アマチュアの方々はあまりにもグリップを軽視していると思います。
グリップが唯一のコネクション
ゴルフは、自分の手でボールを打つのではなく、クラブで打つスポーツです。手は自分の身体とクラブを接続する唯一の部位になります。しかし大半のゴルフ初心者やアベレージゴルファーは、クラブの動きに気を取られてしまい、手元の感覚をあまり気にしていません。ボールを打った時、その振動は腕、胴体ではなく、まず手に伝わります。
指先は人間の体の中でも神経が細かい部位で、ボールの感覚などを敏感に感知しています。ゴルフに大切な要素の多くが手から伝わるのです。最近では情報が多く出ているために、インターロッキング、オーバーラッピングと言ったグリップを紹介して、すぐにスイングの話になります。
握り方にはあまり時間をかけず、スイングの練習に入ってしまいます。特にゴルフ初心者の方は、「しっかり握ればOK」と言う認識で、それよりバックスイングの上げ方や、トップの位置のフェースの向きとか、ダウンスイングでの溜がはどうしたら良いかとかを気にしています。
グリップが出来ていないのに溜を作ったり、正しいスイングで振ったり出来るわけがないのです。
グリップの出来はハンディキャップに比例⁉
グリップの出来がハンディキャップ影響する事を示す面白い傾向があります。
ハンディキャップが多い人ほど、グリップが上手く握れていません。逆に、ハンディキャップが少ない人ほどグリップの握りが良いのです。もちろんお手本となるプロゴルファーは皆綺麗に握れてますよね。
この事から、グリップが良くなればゴルフが上手く行き、ハンディキャップも減る傾向になると言えます。また、グリップを握る力加減も同様で、ハンディキャップが多い人とハンディキャップが少ない人では全く違います。ハンディキャップが多い人ほど、力いっぱい握る傾向が強く、ハンディキャップ少ない人ほど柔らかく握っています。ドラコン選手は柔らかく握る傾向にあります。
グリップを握る上で最も大切な事
グリップの握り方は色々ありますが、最も大切な事は「力を入れずに握る事」になります。
インターロッキング、オーバーラッピングと言った「形」にばかり囚われると、グリップに力が入り原因になります。
しかし世の中には「グリップは力を入れて握るべき」とか「グリップで力を抜いたら飛ばない」と考えている人、さらには、「柔らかく握ってインパクトでボールに力負けする」と言った認識が大半を占めています。
ここでの(しっかり)とは、グリップが抜けなければOKと言う事なんです。
世間のほとんどのゴルフ初心者やアベレージゴルファーの方々はグリップを力任せに握っている方がいらっしゃいます。「飛ばない」と喚くほとんどのゴルフ初心者やアベレージゴルファーは100%必要が無いくらい強く握っている。
グリップを柔らかく握ってスイングをすると、途中でクラブがすっぽ抜けて飛んでいく事が怖くて仕方ないのです。これは勘違いで、クラブの構造上、手元の方がグリップが太くなっているので、遠心力がかかっても、手元が太くなっているので抜けるわけ無いのです。
動きに学ぶグリップの力加減
例えば、5円玉や50円玉を紐に吊るして回したことありますか?(吊るすものは何でもいいのですが)回し始めた頃はいびつな円を描きながら物は回りますが、徐々に遠心力がかかり、とてもきれいな円を描くようになります。
この時、紐を持っている手はどの様にしているでしょうか?力を入れて振り回すことなどはせずに、指と手首の力を抜き、ただ遠心力に従ってフラフラ身を任せているだけだと思います。それで物はとてもきれいな円の軌道を描いてくれます。
グリップもこの現象にとても似ていて、柔らかく握って遠心力を使った方が、綺麗なスイングプレーンになり、打ったボールは真っすぐ遠くに飛ぶのです。ところが多くのゴルフ初心者やアベレージゴルファーは、この力を入れずにが出来ずに、力を入れて思い切り振り回す方法を選んでいます。
力を入れて振り回すから、スイングの軌道が定まらないのです。自然体が描く円軌道の要素をグリップにも応用してあげると良いでしょう。
力が入るとボールは叩けない
ゴルフのスイングには、ボールを叩いて飛ばすためのエンジンがあります。
1目の身体のターン2目と腕のスピード3手首のスナップになります。しかしながら、ゴルフ初心者やアベレージゴルファーの中には、身体と腕は動かしていても、手首を使えていない人が非常に多くいます。
手首を使えるとなにが良いのかと言うと、腕のスピードに手首のスナップも加わるのでヘッドスピードが非常に早くなります。それに対して、手首を使えないと腕からヘッドにかけてのスピードが加速しません。だから、ボールが飛ばない。つまり、ボールを飛ばそうと思ってグリップを強く握った結果、手首を固定してしまい逆にボールが飛ばなくなる原因になります。
例えば、野球のボールを遠くに投げようとしている時に腕だけで投げていますか?手首のスナップを使って投げていると思います。手首は使い方次第なんです。それが、ゴルフになると途端に力が入り手首のスナップが無くなってしまう。これは遠投の時とは違い、ゴルフは小さいボールを打つと言う一点に意識を集中させる競技だからです。
この小さいボールにクラブヘッドをてなくてはいけないと思った瞬間に、手首の柔らかさが失われるからです。手首のスナップを聞かせるとボールにうまく無く当たらない、と考えてしまうものなのです。
当てようと思ったり、遠くに飛ばそうと思ったりして、しっかりとグリップを握る事で、結果的に手首が使えずにボールを叩けない。スイングプレーンもいびつになってミート率が下がる様になります。この様な悪循環を生み出している事に気づかなければ、いつまで経ってもボールを遠くへ飛ばす事は出来ません。
目安は今の握りの半分の力
先に書いた通り、柔らかいグリップではクラブが飛んで行ってしまうのではないか?とかボールに当たった時の衝撃でクラブがグラついてしまうのではないかと、不安に思う人ほど、多くの人は力いっぱいグリップを握っています。
それでは、どの程度で握ればいいのでしょか?おおよその目安ですが、思い切り握った状態を「100」とすれば「30」で握っているのがプロゴルファーになります。これは初心者やアベレージゴルファーの方では厳しいと思います。
目標は「50」位の力で握る事です。一度ご自身の握りの強さを考えてみて下さい。
柔らかいグリップは飛距離アップにも直結
スイングには飛ばすためのエンジンが3つあり、1身体、2腕、3手首になります。
多くのプレーヤーは、飛ばそうと思って一生懸命に身体と腕を動かします。しかし、3のエンジンである手首を全く使っていません。ですので、思ったよりもボールが飛んでいかないのです。
一生懸命に振ろうとすればするほど、グリップを強く握ってしまします。その結果、手首が動かずにヘッドが走らない事が原因です。
グリップの握り方が悪ければ、色々な所に影響は出ます。グリップの握れていない=手首に力が入ってしまう=手首がリリース出来なくなり、その後、ヘッドスピードが上がらず、大きなパワーを生み出す事が出来なくなるのです。
今よりも少しでも飛距離を伸ばしたいと思うなら、まずはグリップを柔らかく握ってください。それが3つ目のエンジンである手首をフルに活かせる方法になります。
手首は使ってナンボ
多くのゴルフ初心者やアベレージゴルファーが「力を入れれば遠くへ飛ばせる」と認識が見受けられます。そして、人間の体は不思議なもので、飛ばそうと力を入れると体は硬直してしまいます。この原理は特にグリップに反映されます。
手首を柔軟に使うことでシャフトがしなり、その結果ヘッドが走ってボールを遠くまで弾くことが出来ます。グリップに力が入っていてはクラブの特性を最大限に活かせず、ボールを弾くことが出来ません。無駄な力を込めてしまえば、スムーズなクラブの動きを邪魔することになるからです。
では、どの様なグリップを心がけるか、何度も言うようですが、手首を柔らかく使えるグリップが正解です。 人間は何か道具を使って物を打ったり叩いたりするときには、自然と手のひらで握ります。それは、手のひらで握る事により手首が固定され、目標物に当てられることを知っているからです。
しかし、それでは当てやすくなるだけで、ボールを遠くまで飛ばす事は出来ません。パッティングのように飛ばす必要のないものは手のひらでグリップを握る方が安定はします。
ところがドライバーやアイアンのようにショットで距離を出す場合は、手首のスナップを使ってボールをより遠くへ飛ばすには技術が必要です。手首を固めてしまうと、飛距離のロスだけではなく、スイングプレーンに乗らずにダフリやトップなどのミスショットさえも引き起こします。
また、グリーまわりのアプローチでダフってしまう原因も、大半は右手のグリップにあります。短い距離で「ボールに正確に当てたい」と言う心理が動くと、グリップを握りしめてしまい、その結果、右手首が硬直してダフってしまう。ゴルフをする方は経験はあるのではないでしょうか。
これは、バンカーショットにも同様のことが言えます。「バンカーから出すには力が必要だ」と力を入れてクラブを振る方を非常に多く見受けられます。しかし、ヘッドを走らせることが大切なバンカーショットで、力任せにクラブを握り締めると、手や腕が硬直してボールの手前のクラブヘッドが深く入り、振り抜けなくなり、結果としてバンカーからボールを出せません。
力まず、手首をやわらかく使えるグリップ。これこそが飛距離を出し、ボールやクラブの軌道を安定させることが出来る方法です。
まとめ
今回はグリップの重要性を書いてみてみましたが、第一弾を書いてみました。引き続き続きを記事にしていきたいと思います。次回は左手のグリップの基本編を記事にしていきます。