ゴルフのアプローチの上手くなるコツは⁉打ち方と基本とおすすめ練習

ゴルフ初心者の方やゴルフ歴2~3年の方もグリーン周りの短いアプローチショットが苦手な方もいらっしゃるかも知れません。でも、どんなにアプローチが苦手という方でもちょっとしたコツさえ知って練習さえすれば案外簡単に打てるようになります。

アプローチショットにはいくつかの種類があり、それぞれ打ち方が多少変わってきます。今回はアプローチについて紹介させて頂きたいと思います。

 




アプローチ関連記事

 

ショートゲームに必要なこと

プローチショットには簡単に打てるコツがあると思うのです。

基本となるアプローチショットの打ち方になりますが、今回はグリーン周りからの短いアプローチショット(チッピング)を前提として構え方や打ち方、また使用するクラブについても違いがありその時の場所の状況やラインで変わって来ます。

グリーン周りの短いアプローチショットの場合、体重移動をして打とうとすると、スイングが安定せず、ダフリやトップが出てしまうことがあります。そのため、グリーン周りのアプローチショットでは最初から左足(左利きの人は右足)に体重の6割から8割程度をかけておき、 スイング中は体重移動をせずに打ちます 。

そうすることで安定したアプローチショットが打てるようになります。

 

ボールの位置で打ち分ける

グリーンまわりからのアプローチには、様々な状況があります。それに対処するショットには、最初から転がしていく「ランニングアプローチ」、あげて転がす「ピッチエンドラン」、上げて止める「プッチショット」3種類があります。

ボールからエッジまでの距離」や「ピンまでの距離」「グリーンのアンジュレーション」などを考慮して、「どのショットを選ぶか」を判断しなくてはなりせん。「的確な判断」を求められるのがアプローチショットなのです。

言葉では難しいなぁ~と思われがちですが、3種類のアプローチの違いは、実は【ボールの位置だけなんです!】これ分かると考え方が楽になります。

3種類のショットのスタンスは、両足を揃えるぐらい狭くします。転がす場合は、ボールの位置をスタンスの中央よりも右側に置き、ハンドファーストに構えます。

上げて転がす場合は、スタンスの中央にボールをセットします。上げて止めたい場合は、オープンスタンスの度合いを強めて、ボールを右足寄りにセットするだけです、ボールは上がりやすくなります。

各ショットは基本はこれだけなんです。

 

ウェッジはコチラ

アドレスでインパクトの形を作る

アプローチショットの中では、ボールを上げて寄せるショットよりも、最初から転がして寄せる「ランニングアプローチ」が技術的にも一番簡単になります。

理由はミスになりにくいという点からも、ピンに寄せる確率が高い寄せ方になります。使用するクラブは、ウェッジよりもロフトが立っている7番や8番アイアンが無難です。

飛びすぎる?と重いとは思いますが、飛ばない理由があり、それはパッティングに近い感覚で打てて、距離感が出しやすいからです。しかし、ピンまででの距離が近い場合やダウンヒルでボールの転がりを抑えたい場合は、9番アイアンやピッチングウエッジを使用していくと良いでしょう。

エッジ迄の意距離が短く、ライの状況がグリーン面とそれほど変わらなければ、パターでよせるという選択がベストです。アドレスはスタンスを狭めて、軽くオープンに立ちます。ボールは右足の前に置くと、ハンドファーストの構えになり、クラブのロフトも自然に立って、転がりやすくまります。

このアドレスでの形はインパクトの体勢でもあります。インパクトをイメージしたら、両手首と下半身を固定して、パッティングの要領で打てば良いだけなのです。

 


 

カップよりも落とし場所の重要性

ランニングアプローチで転がすと言っても、最初の打ち出しは、多少のボールは上がります。仮に、ボールからピンまでの距離を10ヤード、エッジまで1ヤードと言う状況下では、「2ヤードキャリーを出して、8ヤード転がす」と言う感じで計算します。

ボールを上げる必要が無いのであれば、パターを使用すべきです。上げると若干でもリスクがある為です。アプローチショットは、目的地であるピンが目の前のため、アドレスに入ると、どうしても意識がピンの位置に集中してしまいがちになります。

この場合2ヤード先の「ボールの落とし場所」に意識を集中してください。これはランニングアプローチだけではなく、ピッチエンドランも同じです。重要なのは、カップではなく、カップまでのラインになります。「大体あの辺りへボールを落とせば良いと」いう場所に意識を集中しましょう。その方が「寄る確率」は断然高いのです。

カップを意識過ぎると必ずカップオーバーになりがちです、どうしても力が入り余計にボールへ伝わるのが原因です。

 

最高のウェッジ

 

打ち方を変えずに番手を替える

ランニングアプローチは、その呼び名の通り転がしが主体の寄せ方なので、転がりを多くなるようにボールを右足寄りに置き、ロフトの立った7番や8番アイアンなどを使用していくと転がりが多くランが出ます。

逆にランを抑えたい場合は9番等のアイアンを使いロフトが多いクラブでランを少なくしていきます。

打ち方は、アドレスでボールをスタンスの中央にセットするだけです。あとは、ランニングアプローチと同じで、ボールの落とし場所までの距離が長くなるので、スイングの振り幅によって、番手を替えるだけで打ち方は何も変える必要が無いアプローチショットになります。

弾道や距離ののコントロールは、スイングではなく、クラブの機能に任せて行けば問題はありません。

 

 

両手にヘッドの重みを

ボールの位置がグリーンエッジから離れていて、最初から転がす事が出来ない状況であれば、キャリーを多めにして、グリーンに落としてから転がす「ピッチエンドラン」を選択します。

仮に、ピンまでの距離が30ヤードのケースでは、「15ヤード上げて15ヤード転がす」と言うのがセオリーですが、グリーンの傾斜やライの状況によって、「20ヤード上げて10ヤード転がす」場合もあります。これらは、打ち方を変えるよりも、単純に番手を替えて打つ方がゴルフは簡単になります。

手首をコネタリ、下半身を動かしたりせずに、両手にヘッドの重みを感じながら一定のリズムでスイングをしましょう。ロフトの多いウェッジを使用するために、小細工なしでボールは自然に上がります。

 

 

ボールの下にヘッドをとおす

ボールとグリーンエッジまでの距離があり、その間にバンカーなどの障害物があり、エッジからの距離も短い状況では、あげて止める「ピッチショット」の出番です。別名「ロブショット」になります。フワッと上がって、ピタッと止まります。

転がりを極力抑えたい場合は「ロブショット」を使うのも良いでしょう。距離を出さない分、オープンスタンスを取って、ボールの位置は左カカト内側の延長線上にセットします。

キャリーを多く出すショットなので、スイングの振り幅はピッチエンドランよりも大きくなります。アドレス時に右手の角度をキープしながら、ヘッドの重みを感じながら、体のターンで打つのはピッチエンドランと同じです。ですが、違う点が一つあり、「ボールの下へヘッドを通す」といイメージで打ち抜いたあとは、腰と肩を一緒にゆっくりターンさせると出来ます。

 

距離感は右手で出す

ピッチショットを打つ場合は、直接カップ付近にボールを落とすので、「キャリーの距離感」のイメージを明確にしなければなりません。

距離感を出しやすいのは「右手のフィーリング」で出すと良いでしょう。右手でボールを持って下手投げで落とし場所に運ぶイメージです。輪投げみたいな感じ。

見た目の距離感でスイングイメージを作り上げるのです。

「バックスイングはどれくらい上げ、フォロースルーはどれくらい出すか」などを、頭の中でイメージすのではなく、ピンまでの距離を見ながら、目で得た情報を頼りに何度か素振りをします。

実際に「右手でボールを下手投げをするようにして見る」のも良いでしょう。注意が必要なのは、距離感がイメージ出来ていないままスイングしてしまうと、バックスイングが大きすぎて、インパクトが緩んでしまったり、ボールを上げようとして手首をコネたりする事で、ダフリがでたり、トップしたりします。

アドレスに入る前に素振りでスイングイメージが出来たら、グリップの力加減や右手首の角度を最後までキープして、しっかりとボールをヒットする事です。クラブが仕事をしてくれます。

 

右手の角度をキープ

アプローチショットはスイングの振り幅が他のショットに比べて小さい為、つい手先だけでクラブを操作してしてしまします。ボールを上げようとしゃくりあげてしまう。

ピンの方向に真っすぐに打とうとするあまり、フォロースルーも真っすぐに出してしまい、両手首角度が変わりフェースが正しい位置に戻らなくなる。

注意点

・アドレスでの「右手首」の角度をキープ

・ボディーターンで打つ事

この2つ事を注意しながら出来ればミスは少なくなります。

 

まとめ

シチュエーションが変わるごとに打ち分けられると、スコアをしっかりまとめることができますが…いきなり全部をマスターするのは難しいので、ゴルフ初心者はまず基本ともいえるピッチエンドランにトライしてください。キャリーとランを同じ程度打てる技術が身に付けば、転がしたり高く上げたりするショットも習得しやすくなるでしょう。

ゴルフ初心者の方や上達したい方などは、基本をもう一度見直して練習していく事で、上達するスピードも上がります。

是非、基礎をしっかりと身に付け頑張ってください。