ゴルフティーはどんな種類や素材があるかを解説
この記事では、ゴルファーは始める方にゴルフティーってどの様な物があるのかを紹介。
シンプルなデザインが人気の木製ゴルフティー以外にも、最近では首振り機能、高さ調節といった様々な機能のゴルフティーが登場しています。それぞれの種類ごとの特徴や、ゴルフティー選びのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。楽しみも増えますよ。
ゴルフティーって?
ゴルフティーとは、各ホールの第1打でのみ使用することができるボールの台座のことです。ティ、もしくはティペグとも呼ばれています。
(プレーイング4と言うのローカルルールがある場合)ティショット(第1打)がOBになった時、打ち直しをせずにコースの途中にある特設ティーまで進み、そこから第4打として打つことができるゴルフのルール。ここではティーは可能。
ゴルフティーに乗せることで、ボールが地面から少し浮いたような状態になり、フェースの芯に当てやすくなるというメリットがあります。特にドライバーの場合は、地面から3~4センチほど高い位置に芯があるので、ゴルフティーを使わないと芯に当てることが難しくできなくなります。
フェアウェイウッドやアイアンの場合も、短めのゴルフティーを使うことで芝の抵抗を受けにくくなり、ショット精度の向上が期待できます。(若干芝より浮かせるために)
このように、ゴルフティーはティーショットにおいて欠かせないアイテムと言えるでしょう。
ティーの高さの目安
ティーアップの高さはドライバーとそれ以外とで大きく異なります。ドライバー用はロングティー、アイアン用はショートティーとも呼ばれますが、それぞれどのくらいの高さが基準になるのか、具体的な例と併せて解説していきたいと思います。
ロングティーの高さ基準
ロングティーを使用するドライバーには、ヘッド体積が大きいものや小さいもの、フェース面が縦に長いものや短いものなど様々なタイプがあります。しかし、どんなドライバーであっても「ヘッド上部からボールの上半分がはみ出ている状態」がティーアップの高さの基準となります。
この高さを基準にして、アッパーブローの人は高め、ダウンブローの人は低めにすると弾道がより安定します。ちなみに、ボールがどれくらいはみ出ているのか自分で確かめることは難しいので、クラブを構えた状態で同伴者に横から見てもらうと良いでしょう。
また、練習場で自分で飛びやすい高さを把握しておきましょう!
ショートティー(アイアン・ウッド)の高さ基準
ショートティーの場合は、打つクラブによって高さを変える必要があります。ターフを取らずにインパクトしたいウッドやロングアイアンであれば、地面から5ミリ~10ミリ程度が基準です。
わずかながら地面との間に隙間があることで、ダフリを気にせず安心してスイングができます。一方、ミドルアイアン以下の場合は、ゴルフティーが地面からほんの少し見えているくらいがちょうど良いです。
アイアンショットでは、ターフを取るようなヘッドを低く出すインパクトが理想なので、ティーアップはあまり高くなり過ぎないように注意しましょう。
高くした場合は引っかけが出る可能性もありますので、気おつけておきましょう。
ゴルフティーの種類、選び方
ゴルフティーは長さや素材など種類も様々です。ゴルフティーには打ちやすさだけでなく「挿しやすさ」「拾いやすさ」「見た目」も求められるので、それぞれの種類の特徴を理解してゴルフティーを選ぶようにしましょう。
- 長さは「ロングティー」「ショートティー」の2種類
- 機能は「段差付き」「首振り機能」「高さ調節」など
- 素材は「ゴム製」「木製」「プラスチック製」の3種類
長さは「ロングティー」「ショートティー」の2種類
ロングティーはドライバーでのティーショットに使うゴルフティーです。長さは5センチから10センチまでと様々で、素材や形、色などの種類も豊富です。
一方、ショートティーは長さが5センチ未満の短めのゴルフティー。こちらはドライバー以外のクラブ、つまりフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンでのティショットに使用します。
ラウンド中に使用する回数はロングティーほど多くないのですが、ショットのたびにどこかへ飛んでいってしまうことが多く、ロングティーと違い「使い捨て」と考えたほうがいいでしょう。
ショートティーがなくならないよう、ロングティーと紐で結べるようにしたタイプもあるので、ゴルフティーをいちいち探すのが面倒な人はぜひ使ってみてください。
状況に合わせて種類を選びましょう。
素材は「木製」「プラスチック製」「ゴム製」の3種類
オーソドックスな「木製」のゴルフティーは、上級者やベテランゴルファーに根強い人気があります。
木製は折れやすいという短所がありますが、単価が安くゴルフ場によっては無料でもらえることもあるので、折れてしまってもあまり気になりません。また、折れたらショートティーとして使うというエコなゴルファーも多いです。(使いまわし)「プラスチック製」は1本あたりの値段は少し高めですが、耐久性に優れ、カラフルな色が付いているなど見つけやすい機能が備わっていることもあり、結果的にコストパフォーマンスは高いです。
種類は少ないですが、地面に挿さない「ゴム製」というタイプもあります。置くだけですぐにティアップができるので初心者に人気があり、冬の凍ったティーイングエリアでは硬い地面に挿すことなくティーアップできるというメリットもあります。
機能は「段差付き」「高さ調節」「首振り機能」
木製、プラスチック製のゴルフティーに多いのが「段差付き」のタイプです。ゴルフティーに段差がついているため、毎回同じ高さにティーアップできるというメリットがあります。
しかし、高くしたり低くしたりといった微調整ができません。そんな時に便利なのが、段差の位置を変えられる「高さ調節」の付いたゴルフティーです。くるくると回すことでミリ単位の高さ調節が可能なプラスチック製のタイプと、プッシュ式で段階的に調節ができるゴム製のタイプがあります。
最後に「首振り機能」は、ゴルフティーの地面から出た部分だけが折れ曲がるタイプです。地面に挿した部分の抵抗を受けないので振り抜きが良く、ショット時に飛んでしまうことがないので、何ラウンドでも繰り返し使える経済的なゴルフティーです。
ラウンドに必要なゴルフティーの種類と本数の目安は
折れたりなくなったりすることがほとんどない紐付きのプラスチックティーの場合、ロングティーとショートティーのセットを2セット持っていれば充分です。次に耐久性に優れた首振り機能タイプや置くタイプのゴルフティーの場合、キャディバッグに3本、ポケットに1本入れておけば良いです。
これ以外のゴルフティーの場合には少し多めに準備が必要で、キャディバッグに10本以上、ポケットにはロングティーとショートティーをそれぞれ2本入れておくと良いでしょう。
もちろん、ストックとしていくつあっても困らないので、お気に入りのティーが決まったら多めに購入しておくようにしてください。
ティーによって飛距離はどれくらい変わるのか?
ゴルフティーの違いが飛距離に与える影響として「スピン量」「インパクト時の抵抗」「視覚的効果」の3つがあります。このうち、インパクト時の抵抗とスピン量による変化は約4ヤードくらいで、初心者に限って言えばほとんど影響しません。初心者にとって重要なのは、実は視覚的効果です。